もしも通所が止まった時(今出来ること)

おはようございます。金児です。


コロナウイルスの感染拡大が止まりませんね。

近隣でも感染者が出たとか、休止が発表されたとか、日々情報に振り回されます。


こんな時こそ情報の正確性も問われますので、情報を取る際は厚生労働省のHPをお勧めします。


我々地域密着事業はそんなに余裕のある事業ではないので、利用者様の身体状況も含め、戦々恐々としながら日々を過ごしています。


そんな状況でもやるべきことというのはたくさんあるもので、毎日夜まで関係各所と連絡を取り合いながら奔走しております。


今日は現状の課題把握と現時点での準備についてまとめたいと思います。




休止は突然に〜通所が止まる日〜

先日下記のNEWSが飛び込んできました。

私の感想としてはついに出てしまったか。という感じ。

感染に対するリスクは若年者よりも高齢者の方が高いというのは初期から出ていましたし、この休業要請が仕方ないとも思います。

○下記リンクより、Q&Aを参照



我々デイサービスを経営するものとしては、非常に危機感を覚えるものでした。


高齢者の通所が止まるというのは、子供の小学校が休止になることとはまた違った意味合いでも問題が多く生じると思われます。


通所介護が止まることの影響

通所介護というのは、介護保険を使用される高齢者が通う施設です。

その役割は施設によって様々であり、お食事を提供するところもあれば、お風呂に入ることができるところもあります。

また弊社のように理学療法士などのリハビリテーション専門職が配置され、リハビリテーションを中心に実施されるものもあります。


この通所介護が止まるとどのような影響があるのでしょうか?



通所介護でお食事を食べている場合

お食事を通所で食べていたご利用者様は、お食事の供給方法を検討せねばなりません。


ご家族と同居されている場合は

  • 家族が家にいてくださるのか(お仕事はあるか)
  • お食事を作ってくださるのか
  • お弁当を宅配していただけるのか


一人暮らしの場合は

  • 自身で買い物に行けるのかどうか
  • 調理ができるのかどうか
  • 電子レンジの操作はできるのか
  • 自身で宅配物を受け取ることができるかどうか

食事を例に少しあげるだけでこれだけの不安要素と確認事項が出てきます。

これらが急に降りかかってくることになります。


今回の名古屋のように、週末に休業要請が出て

「週明けから休止です。」

となった場合、この辺りの状況把握と代替手段の検討をせねばなりません。

考えるだけでも、サービスの仲介を担うケアマネジャーさんの負担は計り知れません。


もう少し掘り下げて考えてみます

もし通所利用中に家族様がお仕事に出ていた場合、通所に変わる手段が十分に準備できない場合、お仕事への出勤が難しくなる可能性が考えられます。

この場合、仕事が止まることはもちろんですが、収入も止まることになります。

小学校が休止になった際に問題になった、お子さんを支えるお母さんの給与の保障問題と同様の問題が起こることが推測されます。


また、利用者様を支える世代の家族様は、時間的な都合がつきやすいことから訪問介護のお仕事をされているケースが多くあります。

そうなると他の訪問介護サービスの提供に影響が出ることも十分に考えられます。

考えれば考えるだけ不安が募ります。



今できること・・・

現時点での利用者様の生活を改めて把握することや、通所が止まった時に生活が乱れるリスクが高い方のリストアップなどが必要かと思われます。

またそれに伴う、代替サービスが必要か、また手配することができるのかなどの情報も整備する必要がありますね。

2/24の時点で発表されている文面より、通所が止まった時に通所職員が自宅にお伺いするサービスの活用方法なども含めて検討する必要があると考えています。

※下記リンク参照 (新型コロナウイルス感染症に係る介護サービス事業所の人員基準等の臨時的な取扱いについて(第2報))

現状はいつまでこの状況が続くのか、不確定なことばかりで不安ばかりが募ります。

でもこんな時こそ、常に新しい情報を取るようにし、今できることをできるかぎり準備し、利用者様の生活が継続できるように尽力したいと思います。

引き続きよろしくお願い致します。


リハビリンクデイサービス 代表 金児大地



リハビリンクデイサービス

大阪市鶴見区を元気にするために2018年7月にOPENしました!国家資格のリハビリテーション専門職である、理学療法士が自ら作ったリハビリ特化型の短時間デイサービスです。

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