緊急事態宣言に伴い訪問サービスに切り替えてみて
こんにちは、代表の金児です。
今回の緊急事態宣言の発令に伴い、弊社は感染拡大予防の観点から通所事業を縮小し、訪問サービスの提供をはじめました。
この過程に関してはこのブログに細かくアップしていますので、必要な方は再度ご確認いただけたらと思います。
サービス変更を行ってみて
思うところは様々にありますが、私は今回のサービス変更を行って心から良かったと思っています。
利用者さんの声を聞き、
職員みんなで話し合い、
考え抜いて出した答えです。
チーム一丸となって取り組めたと思います。
当初不要と言われたケアプランの変更が必要になったり、当初そのまま請求がかけられると言われた総合事業の減算が発表されたり、いろんなことが起こりました。
でも今回その対応を行うにあたり、たくさんのケアマネジャーの皆さまとお話の機会をいただき、地域包括支援センターとも何度もコミュニケーションを取らせていただきました。
お時間をたくさん頂戴しましたが、地域への想い、利用者様に対する想いを深めることが出来ました。
全て含めてリハビリンクらしい決断をすることができたと思っています。
ただケアマネジャーのみなさまにはサービス変更に伴い、プランの変更や請求コードの変更などのお手間をおかけしました。
コロナウイルスとの戦いはまだまだ長期戦になる可能性が高いです。
状況によっては、都度サービス変更をお願いするかもしれません。
お手間をおかけしますが、これからもどうぞ末長いお付き合いをお願いします。
弊社は5月6日以降は通所サービスの縮小を緩めていきます。
訪問サービスを併用しながら、外出控えが進む利用者さまを支援しつつ、通所での感染対策を十分に行った上で運営していこうと思っています。
告知を出してから複数名の新規利用者様の問い合わせもいただいております。
安心してサービスを利用してただける環境づくりを目指していきたいと思います。
通所事業と訪問サービス
訪問介護に従事する職員の不足が叫ばれる昨今、今回の通所職員の訪問サービスを認めたのは大きなチャレンジであり、非常に有効な一手であると思いました。
実際弊社でも利用控えが進んでいた方が、訪問サービスであれば受けたいと再スタートしていただくことができ、うまくサービスの隙間を埋めることができたと思います。
もしこの訪問サービスが今後も残るのであれば、自宅での過ごし方、自宅環境から外出まで、外出先での過ごし方、これらをシームレスに提案することができ、通所を経営している身からすると非常に可能性を感じます。
ただやはり難点としては、請求単価が低いことと経費が過剰にかかる事です。
現在の単価設定であれば、通所を運営しながら職員に訪問に行ってもらうほどの人件費は賄えません。
特に弊社のような地域密着デイサービスではどこもギリギリでの運営です。
もう少し余裕を持たせて欲しいなというのが本音です。移動手段や、出先での除菌・消毒、その他物品に関する助成があればなと思います。
もう1つ緩和するのであれば、利用定員の縛りを無くして欲しいです。
通所の定員を緩和し、訪問の機能を今後も残してもらえるのであれば、訪問を中心に提供する職員の採用もできるでしょう。
このあたりは先を見据えた方針を打ち出してほしいなと思います。
今回のサービス変更に関する意見に関しては、微力ながらきちんと意見書として提出し、今後の介護業界の発展に行かしていただければと考えています。
最後に
弊社としては何れにせよ今後に繋がる経験をさせていただいていると思っています。
職員も一丸となり、本気で毎日を一生懸命取り組んでいます。
またこの訪問の機会を通じて、多数の利用者様から
「早く他のみんなに会いたいね」
「外に出た方が運動は楽しいわ」
このような声をお聞きし、我々の普段の関わり方は間違ってなかったかなと見つめ直すことが出来ました。(一部からはずっと訪問きてーという声もありましたがw)
新型コロナウイルスは非常に感染力が強いウイルスであり、我々のようなお年寄りの生活に直結する事業にとっては本当に恐ろしい存在です。
でも、怖がっているだけでもいけません。
正しく怖がり、しっかりと戦っていきたいと思います。
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