新型コロナウイルスの再感染拡大に備える

おはようございます、金児です。


先週は東京での新型コロナウイルスの感染者が再度かなりの勢いで増えており、緊急事態宣言も現実的になってきたような印象を受けます。

この状況で、今デイサービスができることについて再度振り返ってみようと思います。


以前、まとめた記事はこちら👇

4/3に書いているので、緊急事態宣言がでる前の週ですね。この時はいつから訪問サービスに切り替えるかを検討していた時期です。

この時にまとめた情報をさらにブラッシュアップして要点を2つに絞って書きたいと思います。


①通所が止まることを想定する

まずは何と言ってもこれ。

感染者が増えて通所に対して自粛措置がなされた場合どうするかを事業所として、しっかりと考えておきたい。4月には三密対策として同じ時間に接触する人を減らすなどの通知があった(大阪は4/15付で利用自粛要請通知あり)が、この通知を出しながらも通所の売り上げ低下に言及するのは個人的にはナンセンスだと思う。三密回避のために利用者様にお休みをお願いしたりした事業所は当然だけど売り上げは低下しており、それは当たり前のこと。(うちで言うならば訪問サービスにスイッチして、請求単位が30%落ちているので言わずもがな。)

身を切りながらも感染予防を行なっているし、それは理解した上で決断している。


今後の選択肢としては

  • 感染予防を十分にしながら通所を続ける
  • 一日の利用者様の受け入れ人数を減らす
  • 訪問サービスの提供を行う
  • 自主的に休業を行う


4月は事業所によって対応が割れたが、事業所ごとにしっかりと意思を持って判断できればと思う。


ちなみに国としての方針は

「感染対策を徹底した上で、事業を継続する。」

この意思に関しては変わりがないと思われ、その辺りを踏まえて対応を決断していくことになる。


参考までに弊社の今後の対応としては

  • 原則通所を止めることはしない
  • 利用者さんの出席数の加減で、補填的に訪問サービスの提供を行う


この2点。

前回大多数の利用者様を訪問サービスに切り替えた際に、利用者様の通所の利用再開を望む声がかなりの数上がった。加えて実際に通所と訪問サービスと併用してみて、通所にきていただく方を定員の半数程度にしても十分サービス提供が可能であることがわかった。

これらを踏まえて、通所の自主休業や全面的な訪問サービスへの変更は現状は考えておらず、訪問サービスはあくまで補填的な扱い。


これらは実際にやってみないとわからないことであったので、この経験を生かして体制を整えていく。


通所が止まったことを想定すると

  • 利用者様の運動量の把握
  • 代替サービスの準備(排泄・食事・入浴・清拭など)
  • 家族様の介護がどの程度可能であるか


これらを十分に情報収集することが必要である。

4月時点では、ここを明確にするのに非常に時間がかかった。弊社はリストアップや聞き取りは完了しているが、まだの事業所は早めに準備をしておきたい。


②ケアマネジャーと連携をとる

今回の通所に対するコロナ特例において、大きなネックがケアマネジャーの業務負担が増大することであると認識している。


訪問サービスを導入する場合、担当者会議は不要であるがケアプランの書き換えが必要である。(サービス提供後で良いコロナ臨時第8報参考に)ちなみに月途中での変更に関しては通所プランと訪問プランの両方の提出を求められることもある。(各自治体にご確認いただきたいが大阪市の一部ではそうでした。)


これはケアマネジャーにとって非常に負担が大きく、通所に対する協力が必要である。(実際4月にサービス変更を行なった際は、現場は混乱してんやわんや。地域包括支援センターの職員さんにもお手数をおかけしました。)



実際の混乱ポイントとして

  • サービス変更を行なった場合、ケアプランの変更日はいつにすれば良いか?

👉実際に変更した日でよい(大阪市の回答)

  • 総合事業の利用者様に対する対応はどのようにするか?

👉日割り、月まとめを併用する。(ケースによって異なるため、要確認)

  • デイサービスの近くに住む人は、デイサービスで短時間のサービスを受けるのは良いか?

👉十分な説明をした上で可能。


これらの質問は全て市に確認の上で対応した。

現在でもQ&Aにあがっていない内容もあるため、慌てずに対応したい。

このブログを読んでくださっている方で訪問サービスの実施する方は、このような質問がある可能性については頭の片隅においておくと良いと思う。


最後に

今回は通所にできる準備を、実際に訪問サービスの提供を行なった事業所の目線で書いてみました。

何より大切なことは事業所、利用者、すべてにおいてコミュニケーションであると思います。

また今回の記述はあくまで大阪市での事例ですので、詳細は各自治体によって違う可能性が高いですし、時間が立って意見も変わっている可能性があります。

ここに書いていたからではなく、各自確認を十分にとってくださいね。

少しでも参考になりますと幸いです。

金児


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個別の訪問サービス導入研修を引き受けています。事業所ごとに課題や、サービス内容など異なるため、たくさんの方に対するセミナーなどは行いません

詳細は下記より!

必要な人に届きますように^^


リハビリンクデイサービス

大阪市鶴見区を元気にするために2018年7月にOPENしました!国家資格のリハビリテーション専門職である、理学療法士が自ら作ったリハビリ特化型の短時間デイサービスです。

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