通所事業所による訪問サービス開始に伴う課題と今後について

こんばんは、リハビリンクデイサービスの金児です。


先日、書いた訪問サービスへの変更案内は毎日かなりの数の閲覧をいただき、大変ありがたく思います。


全国各地からお問い合わせいただいておりますが、各市町村自治体によって対応が異なる可能性がありますので詳細はお答えしかねます。必ず各担当窓口に問い合わせいただきますよう、よろしくお願い致します。


前回のブログはこちら⬇️


サービス変更を行うに際し、極力抜けのないよう介護保険課に問い合わせを行い、責任の所在を明らかにして進めております。


そんな中でも新しいことを始めると、状況が二転三転することもあり、改めて難しさを感じています。


毎日のようにFAXや電話を鳴らし、ご迷惑をおかけしております。


地域包括支援センター様や、日頃からお世話になっております各担当ケアマネジャー様は、色々と動いてくださり、新しい情報や違った角度からのご意見をくださります。本当に感謝しております。本当にありがとうございました。



さて4月8日、10日に出ました介護保険最新情報についておさらいと、我々の対応を記載したいと思います。


介護保険最新情報vol809より抜粋

問1

通所系サービス事業所(通所介護、地域密着通所介護、認知症通所介護に限る。以下、同じ。)が都道府県、保健所を設置する市又は特別区(以下、「都道府県等」という。)からの休業の要請を受けた場合において、利用者等の意向を確認した上で、その期間に行う電話により安否確認について、介護報酬の算定が可能か。


(答)

通所系サービス事業所が、休業の要請を受けて、健康状態、直近の食事の内容や時間、直近の入浴の有無や時間、当日の外出の有無と外出先、希望するサービスの提供内容や頻度等について、電話により確認した場合、あらかじめケアプランに位置付けた利用日については、1日2回まで、相応の介護報酬の算定が可能である。具体的な算定方法については、「新型コロナウイルス感染症に係る介護サービス事業所の人員基準等の臨時的な取扱いについて(第2報)」(令和2年2月 24 日付厚生労働省老健局総務課認知症施策推進室ほか連名事務連絡)別紙1を参考にされたい。なお、対応にあたっては、職員が自宅等から電話を行う等、柔軟に検討されたい。その際には、電話により確認した事項について、記録を残しておくこと。

介護保険最新情報vol809は下記より

大変柔軟な対応であり、感謝致します。

このサービスの注意点はただ1つ、ご利用者様へ電話での確認で請求がかかってしまうことを十分に説明できるかどうかであると考えます。

例えば、弊社であれば運動に特化したデイサービスであり、電話での安否確認を必要とせずご家族様で十分に対応ができることもあります。

この電話対応については、担当のケアマネジャー様、ご利用者様、ご家族様と十分な協議が必要であると考えます。

対応になる可能性のあるご利用者様に関しては、個別にご連絡致します。



介護保険最新情報vol816より抜粋

問1

今般の新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、通所介護事業所において訪問サービスの提供等を行った場合、居宅介護支援の業務や居宅サービス計画の変更については、どのような取扱いが可能か。


(答)

通所介護事業所が新型コロナウイルス感染症対策として、当該事業所の利用者に対して、当初の計画に位置付けられたサービス提供ではなく、時間を短縮しての通所サービスの提供や、訪問によるサービスの提供を行う場合、事前に利用者の同意を得た場合には、サービス担当者会議の実施は不要として差し支えない。また、これらの変更を行った場合には、居宅サービス計画(標準様式第2表、第3表、第5表等)に係るサービス内容の記載の見直しが必要となるが、これらについては、サービス提供後に行っても差し支えない。

なお、同意については、最終的には文書による必要があるが、サービス提供前に説明を行い、同意を得ていれば、文書はサービス提供後に得ることでよい。

介護保険最新情報vol816は下記より

ここに関しては、前回のブログで4月8日付で確認した内容と相違があります。

私個人として思うところがありますが、詳細を問い合わせると

コロナウイルスも影響が長期に渡ることを見越しているのではないか。

との回答をいただきました。確かに先を見越すと、今回の通知通りケアプランや通所介護計画、個別機能訓練計画も見直す必要があるなと改めて思いました。

これらを踏まえて再度担当ケアマネジャー様に周知を行いました。


また、このサービス変更に伴う担当者会議は不要。先にサービスが始まってから、計画の見直しを行っても問題ない旨も記載されています。

担当のケアマネジャー様に関しては大変お手数をおかけしますが、プランの見直しを含めてご確認いただきますようよろしくお願いいたします。



通所サービスのこれから

先ほども記載しました通り、この影響は長期化する可能性があり、そこまで考えると通所と訪問サービスの併用を含む「あり方」そのものを見直す必要があるのではないかと推察します。


弊社でも当初は緊急事態宣言の出ている期間中という考えでしたが、どうやらそういかない様子であり、考え方を訪問ありきでのモデルにシフトする方向で考えています。


そもそも訪問介護士不足が叫ばれる昨今であります。

利用控えが進む高齢者を支えるには、長期的に通所事業所が訪問介護事業所としての機能を果たすといった新たな展開を視野に入れる必要があると考えます。

弊社は理学療法士が立ち上げたデイサービスではありますが、機能訓練のあり方についてもさらなる先を見据えた動きが必要であると思います。



今何ができるか?

ひとまず、弊社としては今できることを最大限果たすことを考え、有志で集まった他事業所のセラピストと自宅でできる体操をまとめた冊子を作りました。

本日付で鶴見区南部包括支援センター、鶴見区地域包括支援センター、鶴見区役所保健福祉課に連絡させていただき、フリーで地域住民の皆さんに配ってもらって良い旨を伝え、データの配布を行いました。

まずは自分でできることをしっかりと。

地域においてできることは全てやるつもりで取り組んでいきたいと思います。

体操資料が欲しい方は一報くださいませ^^


金児

リハビリンクデイサービス

リハビリンクデイサービス

大阪市鶴見区を元気にするために2018年7月にOPENしました!国家資格のリハビリテーション専門職である、理学療法士が自ら作ったリハビリ特化型の短時間デイサービスです。

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