ADL維持等加算見直しか!?

こんにちは、カネコです。


コロナの影響を受けて、デイサービス界隈でも様々な話が飛び交っております。

気づけば7月も後半。

一年のうちの半分が経過しました。

コロナのせいで忘れがちですが、2021年の介護報酬の改定の時期が近づいております。

その中でもADL維持等加算の見直しが図られそうなので、今日はそのことについて言及しようと思います。

平成30年度から策定されたこの加算。

当初は将来を見据えて、役1/4もの事業所が算定を考えていると言われていました。



リハビリテーション専門職である私からすると、バーサルインデックスをとること自体はそこまで難しいものではないし、算定しよっかなーと思っていました。

だがしかし・・・


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www.mhlw.go.jp

蓋を開けてびっくり、全通所介護の1%以下というまさかの結果に。

算定事業所は全国で50事業所程度。全国でですよ笑。

あってないようなものです。


かくいう弊社でも算定していないわけですが、冷静に考えると仕方ないかなーと思うわけです。


なぜかというと


①算定要件がきつい

上記の表をみてもらうとわかりますが、(2)のaの時点で弊社のような短時間のリハ特化デイサービスは対象外になることが予想されます。

要介護3/4/5の利用者で15%以上という要件は非常に厳しいです。

ちなみに弊社のリハビリンクデイサービスではおよそ1%程度。


加えて(2)のbの初回の要介護認定から12ヶ月いないの人が15%以下。これもなかなかに難しいです。

新規で立ち上げた事業所はどうしても軽度者や新たに介護申請をされた人が集まりやすい傾向にあるため、厳しいかなーという感じ。


この(a)(b)だけでも相当厳しい上に、(2)のc dで弾かれるリスクまであります。


②単位が低い

上記の要件を満たした上で、算定できる単位数は利用者一人当たり月に3〜6単位の請求が可能です。

利用者20名の通常規模の事業所で平均登録者数がおよそ70人程度。一人当たり3単位であれば、210単位。6単位であれば420単位。


ズバリ言います。安すぎです。


BIをとって、書類をまとめて、加算要件に当たるかどうかを確認するのにいったいどれくらいの時間がかかるのでしょうか?

将来のための投資、事業所の高める、意味はわかりますが、にしても継続するにはあまりにも・・・というのが私の本心です。


③バーサルインデックスに馴染みがなく手間

これは現役の理学療法士である私の意見ですが、リハ職以外にはあまりにも聞き馴染みのない評価バッテリーであること。これは非常にネックです。


その上やったことないデータ収集なので、知らない人はある程度の研修が必要になります。

まずはこの評価を取ることに対する精神的なブロックを解除する必要がありますね。


最後に

理学療法士である私にとってADL維持等加算は必要な加算であると思いますし、今後の通所介護におけるアウトカム評価として有用だと思っています。

そこを踏まえた上で、要件の緩和や加算点数の見直しを希望します。

それではまたー^^

リハビリンクデイサービス

大阪市鶴見区を元気にするために2018年7月にOPENしました!国家資格のリハビリテーション専門職である、理学療法士が自ら作ったリハビリ特化型の短時間デイサービスです。

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